はじめに:「AI」という言葉に、まだ戸惑っていませんか?
ChatGPTやGeminiといったAIの話題はよく耳にするけれど、自分の日々の業務にどう活かせばいいのか、具体的なイメージが湧かない…。そう感じている経営者様は少なくありません。AIの真価は、その性能の高さよりも、いかに上手に「お願い」できるか(=プロンプト)にかかっています。今回は、Google Workspaceに搭載されたAI「Gemini」を、今日からあなたの優秀なアシスタントにするための、具体的な5つの「お願いの仕方」をご紹介します。
仕事術1:【メール対応】溜まったメールの「要点だけ」を教えてもらう
休暇明けや会議後に、数十件に及ぶ長いメールのやり取り…。それを全部読むのは大変です。そんな時は、Geminiに要約してもらいましょう。
- シーン:長いメールのスレッドを、素早くキャッチアップしたい時。
- プロンプト例(指示文):
このメールのスレッドの要点を3行でまとめて。特に私が対応すべきことがあれば教えてください。 - 効果:読む時間を1/10に短縮。対応すべきタスクを見落とすこともありません。
仕事術2:【会議後】議事録から「やるべきこと」を自動で抜き出す
会議はしたけれど、結局「誰が・何を・いつまで」やるのかが曖昧で、次の行動に繋がらない…。そんな時は、Geminiにタスクを整理させましょう。
- シーン:会議の文字起こしデータやメモから、決定事項とタスクを明確にしたい時。
- プロンプト例(指示文):
以下の議事録から、決定事項と、誰が・いつまでに・何をするかというタスク(TODO)を箇条書きで抜き出してください。 - 効果:議事録作成の手間が省け、会議後すぐに行動を開始できます。抜け漏れも防げます。
仕事術3:【資料作成】面倒な文章作成の「下書き」を頼む
お客様への丁寧なメール、社内向けの新しいルール説明、ブログ記事の作成…。書き始めるまでが一番大変な作業は、AIに任せてしまいましょう。
- シーン:ゼロから文章を考えるのが大変な時。
- プロンプト例(指示文):
あなたは中小企業の経営者です。取引先に対して、価格改定のお願いを、丁寧かつ納得してもらえるようなメール文を作成してください。理由は原材料の高騰です。 - 効果:たたき台があるだけで、作成時間を大幅に短縮。自分では思いつかなかった表現のヒントも得られます。
仕事術4:【企画立案】アイデア出しの「壁打ち相手」になってもらう
新しい企画や改善案を考えたいけれど、一人では考えが堂々巡りしてしまう…。そんな時は、Geminiが無限のアイデアを出してくれる最高の壁打ち相手になります。
- シーン:新しい視点やアイデアが欲しい時。
- プロンプト例(指示文):
当社は法人向けのITサポートサービスを提供しています。既存顧客への満足度をさらに高めるための、新しいサービスアイデアを5つ、壁打ち相手になって提案してください。 - 効果:客観的な視点から、自分だけでは思いつかないような多様なアイデアを得ることができます。
仕事術5:【データ分析】スプレッドシートの「傾向」を読み解いてもらう
売上データや顧客リストのシートを眺めていても、どこから手をつければいいか分からない…。そんな時は、Geminiにデータの傾向を分析させましょう。
- シーン:複雑な関数を使わずに、データの要点を素早く掴みたい時。
- プロンプト例(指示文):
この売上データを見て、最も売上が伸びている商品カテゴリと、逆に停滞している商品カテゴリを教えてください。また、その傾向から考えられる仮説を2つ挙げてください。 - 効果:データ分析の専門家がいなくても、データに基づいた客観的なインサイトを得られ、次の戦略立案に役立ちます。
まとめ:AIは「魔法」ではなく、賢く使う「道具」
AIは、上手に「お願い」すればするほど、期待以上の仕事をしてくれるようになります。今回ご紹介したプロンプトを参考に、まずは日々の小さな業務からAIを試してみてはいかがでしょうか。
私たちセイユーネットワークシステムは、Geminiの導入支援はもちろん、お客様の具体的な業務に合わせて「どんなお願いの仕方をすればAIが最も効果的に動いてくれるか」というプロンプト設計や、業務フローへの組み込みまで、実践的にサポートいたします。

