社長からの「緊急」メール、信じて大丈夫?
「至急送金してほしい」「極秘案件なので他の人には言わないでほしい」「今すぐ対応が必要だ」。社長や役員の名前で、こんなメールが届いたらどうしますか?
これは、実在する上司になりすまして金銭を騙し取る「CEO詐欺(ビジネスメール詐欺)」と呼ばれる手口です。最近の詐欺メールは日本語も自然で、送信元のメールアドレスも本物と一文字違いなど非常に巧妙。大企業でも数千万円規模の被害が出ており、決して他人事ではありません。
「考える時間」を奪うのが手口
犯人は「緊急」「極秘」「返信不要」といった言葉で、あなたの焦りを誘います。冷静な判断力を奪い、社内の確認フローを飛ばさせようとするのです。
普段と違う依頼が突然届いたり、いつもと違う口座への送金を指示されたりした場合は、どんなに急かされても一度立ち止まってください。
最大の対策は「別ルートでの確認」
怪しいと思ったら、そのメールには返信せず、必ず別の手段で本人に確認してください。内線電話をかける、チャットツール(Google Chatなど)でメッセージを送る、あるいは対面で聞く。
「メールで指示が来ても、必ず本人に確認する」というルールを社内で徹底するだけで、被害の大部分は防げます。便利なデジタルツールを使う時代だからこそ、最後は「人同士の確認」が最強の防御壁になるのです。

